今日はさすがにまいった。
過去2週間、タラが血尿で大変。
尿道や膀胱の炎症なのか感染症なのか。
普段は絶対粗相をすることはないけれど、排尿に問題があるときはそこいらじゅうでしてしまうので大変。
しまいには横になったまま時には小さくうなりながら苦しそうに数滴搾り出している。
かわいそう。
尿道炎は子猫のときからの持病なので、癌治療の副作用で体が弱っているせいか、持病の症状が再発しやすいらしい。
ということで獣医さんに連れて行った。
タラは診察時はとてもストレスになるタイプなので、ストレスによる高血圧で血管が詰まるのを予防するために、病院に連れて行く1時間前にリラックスさせるための麻酔剤の錠剤をタイミングを見計らって飲ませる。
リラックスしている状態で病院に着いて麻酔を追加するなど調整して治療に入るので、タイミングが大切。
行きは交通渋滞。それなりに流れているものの時間がおしている。
一度後ろから追突されそうになった。明らかに相手の不注意。
ばっかじゃないの!と思いながらもほっとした。
5分ほどあと、3台ほど前のトラックが無理な車線変更をしたので、私も含めて数台が急停止。
心配になってバックミラーを見ると、明らかにブレーキを踏んでいない。
ミラーに映ったその車がどんどん大きく見えてくる。
やばい!うそでしょ?!これ完全に当てられる。と思ったけど逃げ場はなくそのまま追突された。
ガン!!!
タラのキャリーはシートベルトを通していたので座席からダッシュボードやフロントガラスに吹っ飛ぶようなことはなかったから良かったものの、明らかに衝撃はあって座席の前方からぶら下がっている状態だった。
かわいそうで仕方がない。
でも麻酔のせいでそれなりにリラックスできているのがせめてもの救いだった。
20km前後だっただろうか、さほどスピードは出ていなかったので大事故、大怪我にならなくて済んだ。
携帯ですぐに警察に連絡して、猫を動物病院に連れて行く最中だから早く来てくれと言ったら、5分くらいで来てくれた。
相手は女性の運転手。さすがに罵倒を吐いてしまった。
"What the hell is the matter with you?!!"
事故でも訴訟問題になったときに自分の立場が不利になるのを防ぐ(または軽減させる)がめにも、明らかに自分が悪くても絶対"I'm sorry"を言わないアメリカでも、今回はさすがに謝っていた。
「ごめんで済んだら警察要らないんですよ!」くらいの叫びが喉まで出掛かっていたけれど睨んで終わりにした。
とにかくタラを早く病院に連れて行きたい!
駆けつけた警察官もとても優しくさっさと手続きをして、警察署の連絡先を書いて病院に行かせてくれた。
こういうときは、運転免許証、自動車保険証、自動車登録証を見せることになっているけれど、登録証のみ期限切れだった。延長手続きを数ヶ月前にしたはずなのに...。
でも警察官はとても優しく多目にみてくれた。
私が被害者で、尚且つ病気のペットを乗せているからだったのだと思う。
後に陸運局に手続きに行ったら、記録上やはり既に延長手続きは終わっていたので登録証のみ再発行してもらった。
渋滞は暫く続いた上に病院の待合時間もあったので、結局獣医さんと面会したのは12時をまわっていたと思う。
麻酔の効き目はもうなくなってきていた。仕方ない。
タラを預けて食事に出かけた。
タラには食べ物を与えてはいけなかったので、私が食べるとその臭いでタラを期待させてはかわいそうなので敢えて朝は抜いていたから、ふらふらになるほどぺこぺこだった。
食事を終えると間もなく携帯が鳴った。
診察結果を報告するということなので病院に戻った。
「排尿に関しては、単なる炎症か感染症かの検査結果が出るのは数日後です。
こんな事態(事故に遭ったことは先生も知っている)に悲しいニュースを知らせるのは心もとないんですけれど、癌の再発が認められたんです。」
治療法を調整しなくてはいけなく、選択肢を説明された。
一生懸命聞きながら、涙がぽろぽろ出てくるのを止めることができなかった。
排尿で苦しんでいるタラの様子が思い浮かび、このまま治療を続けるのが果たしてタラの思惑なのか分からないことを、しゃくり上げながら先生に語った。
先生もとても優しく、急いでティッシュや水を持ってきてくださり、「I know, I know,でもなんとか乗り切りましょう。乗り切れますよ。どの選択をしても正しいですからね。この状況下で感情的になるのは当然です。ましてや事故に遭ったりで今日は災難でしたからね。だからちょっと気が落ち着くまで決断は待ってもいいですよ。ゆっくり考えてください。でも今週中に治療は続行したいと思います。質問事項が出てきたらいつでも連絡ください。」
とお話してくださった。
先生の言葉は心がこもっているし励まされる。有難い。
言葉を変えながらまた同じことを説明してくださったあと、
「他に私にできることはありますか。何でも言って下さい。Is there anything else I can do for you? Please feel free.」
など、お心遣いがとても嬉しい。
タラは家に帰るとまだ麻酔の解毒剤が効いているせいか、活発でとてもとても甘えてくるし食欲も旺盛だった。
解毒剤の作用があるのはそうだろうけれど、「もっとこれから頑張りたい」と主張しているように見えた。
タラが頑張りたいならママもいくらでも頑張れるよ!
それにしても今日はとんだ災難だったね。
ふたりで試練を乗り越えようね、タラ。 I love you.
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